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ネットフリックス、2024年第2四半期の決算を発表

ネットフリックスは2024年7月18日、2024年第2四半期(4月から6月)の決算を発表する予定だ。

投資家たちは同社の業績に注目している。特に、人気のストリーミングサービスが新規加入者をどれだけ獲得できるか、そして広告付きプランをどれだけ効果的に活用できているか注目している。ネットフリックスがストリーミング業界のリーダーとしての地位を維持できるかどうかが、今後の焦点だ。

ネットフリックスの2024年第1四半期の売上高は、前年同期比15%増の93億7,000万ドルであった。2024年第2四半期の売上高は前年同期比16%増の94億9,000万ドルに達すると予測しており、アナリストはこれをわずかに上回る95億3,000万ドルを見込んでいる。

また、純利益に関しては、2023年第2四半期の純利益は14億8,000万ドル(1株当たり3.29ドル)、2024年第1四半期は純利益23億ドル(1株当たり5.28ドル)であった。

2024年第2四半期の純利益は20億6,000万ドル(1株当たり4.68ドル)と見込んでいるが、アナリストはこれを上回る1株当たり4.74ドルを予想している。これは前年同期の14億8,000万ドル(1株当たり3.29ドル)を大きく上回る数字だ。

ネットフリックスは、第2四半期の売上高が為替の影響を排除した場合、前年同期比で21%増加する見込みだ。季節要因により、第2四半期の有料会員の純増数は第1四半期を下回る可能性が高いものの、会員1人当たりの世界平均売上高は前年同期比で増加する見通しである。

2024年第1四半期には、ネットフリックスの有料登録者数が930万人増加し、グローバル有料会員数は2億6,960万人に達した。また、会員1人当たりの平均売上高は前年同期比で1%増となり、有料アカウント共有の導入にもかかわらず、エンゲージメントは堅調に推移した。

また、2024年第2四半期の営業利益は、前年同期の18億2,000万ドル(利益率22.3%)を上回る数字となる、25億2,000万ドル、営業利益率を26.6%と見込んでいる。なお、2024年第1四半期の営業利益は26億3,000万ドル、営業利益率は28.1%であった。

ロンドン証券取引所グループ(LSEG)のデータによれば、ネットフリックスの株に対するアナリストの評価は2024年7月10日時点で「強い買い」が11名、「買い」が18名、「買い」と評価している。

ネットフリックスの株価は、年初から45%以上上昇し、2021年11月に記録した史上最高値700.99ドルに迫っている。しかし、心理的な水準である700ドルに近いため、この最高値を突破するのは容易ではないかもしれない。仮に700.99ドルを突破できれば、750ドル台が次の目標となる可能性があるだろう。

日足チャートによると、ネットフリックスの株価は6月下旬以降レンジ内で推移しているが、一週間前には史上最高値に迫る697.49ドルまで上昇した。

現在、678.42ドル付近の上昇トレンドラインが株価を支えている。さらに、633.78ドルから662.30ドルの範囲に強力なサポートゾーンがある。この水準が維持される限り、短期的な上昇傾向が続く可能性が高い。

しかし、もし6月の安値626.44ドルを下回ると、中期的な天井が形成されるリスクが出てくる。この水準よりやや上には4月の高値639.00ドルがサポートとして機能することが予想される。

ネットフリックスの今後の業績と株価動向は、ストリーミング業界全体の健全性を示す指標としても注目されており、多くの投資家が決算発表を心待ちにしている。

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