SRV(ストキャスティクス)とは?指標の見方と具体的な使い方について解説

FX取引でよく利用されている指標としてSRVがあります。SRVはストキャスティクスとも呼ばれ、売買タイミングを決める上で役に立つテクニカル指標です。
この記事では、SRVの見方や、SRVからどう売買タイミングを判断するのかを紹介します。
目次
SRV(ストキャスティクス)とは?

SRV(ストキャスティクス)は、以下の3つのラインで構成されるテクニカル指標です。
- SRV-%K
- SRV-%D
- SLOW%D
SRV-%Kとは
SRV-%Kは、設定した一定期間の為替価格の範囲の中で、現在の為替価格がどのくらい高い水準にあるかを示す指標です。計算式は以下のようになっています。
SRV-%K = (当日終値-過去n日間の最安値)/(過去n日間の最高値-過去n日間の最高値)×100%
SRV-%Dとは
SRV-%Dは、さきほどのSRV-%Kの3日間の平均をとることで、価格全体のトレンドが分かるように調整しています。計算式を以下に示します。
SRV-%D =(直近3日間のSRV-%Kの合計)/3
SLOW%Dとは
SLOW%Dは、SRV-%Dの3日間の平均をとったもので、より長期の取引にも使えるようにしています。計算式を以下に示します。
SLOW%D = (直近3日間のSRV%Dの合計)/3
SRV(ストキャスティクス)の使い方

続いて、SRV(ストキャスティクス)をどうFX取引に使っていけばいいのか紹介します。SRVの主な使い方としては、以下の2つが挙げられます。
- 売られすぎの状態からの転換点を判断して買う
- 買われすぎの状態からの転換点を判断して売る
売られすぎの状態からの転換点を判断して買う
SRVの使い方として、20%ライン以下で売られすぎの状態を確認し、SRV-%KがSRV-%Dを上抜けた時に買いを入れる方法があります。より長期の投資に使う場合は、SRV-%DをSLOW%Dに入れ替えても使えます。
買われすぎの状態からの転換点を判断して売る
SRVの2つ目の使い方は、80%ライン以上で買われすぎの状態からSRV-%KがSRV-%Dを下抜けた時に売りを入れる方法です。より長期の投資に使う場合は、SRV-%DをSLOW%Dに入れ替えても使えます。
紹介した2つの方法を図に表すと以下のようになります。

SRVを活用して売買タイミングを明確に
この記事では、SRV(ストキャスティクス)について紹介しました。SRVは、3本のライン(SRV-%K、SRV-%D、SLOW%D)を見ることで、売買のタイミングの判断に役立つテクニカル指標です。
あなたもSRVを活用して、FX取引をより有利に進めましょう。
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