FXのデイトレードとは?デイトレード手法のメリット・デメリットやコツを解説

FXでは、毎日相場が変動していきます。ご自身の仕事やライフスタイルによって、相場が見られる時間帯はさまざま。
どの時間帯を見て、相場の判断をするといいのかわからない人もいます。自分に合った時間足を、見つけることがFXでは大切です。
この記事では、FXのデイトレードについて解説していきます。
目次
FXのデイトレード手法とは?

デイトレードとは1日で完結させる、トレード手法です。保有したポジションを翌日に持ち越しません。
数時間から1日単位で通貨の売買による利益を狙います。短時間で利益と損失を確定したい人、1日を通して相場を見られる人が向いています。デイトレードはその日のうちに、店じまいしたい人向けの手法です。
FXでデイトレードを行うメリット

デイトレードは1日で完結させる、エントリー時間が短めの手法です。ここからはFXでデイトレードを行うメリットを紹介していきます。
一日で終わるため大きな損失はでにくい
FX市場は取引時間中、世界中で24時間取引されています。常に市場が動いているため、日をまたいでしまうと、大きく変動する可能性も。
自分が予想した値動きをしてしまった場合、起きたら大損しているなんてこともあります。しかし、デイトレードであれば、その日に決済してしまうため、リスクを抑えられます。
マイナススワップによる損失が出ない
FXでは、ポジション保有中に、金利差による利益が得られます。「スワップポイント」と呼ばれ、金利の高い通貨を買うと獲得できます。
しかし、金利の低い通貨を買い、金利の低い通貨を売ると、マイナス分を支払うことに。ですが、デイトレードは当日中に決済する手法なので、スワップポイントを気にする必要はありません。
FXでデイトレードを行うデメリット

デイトレードは短期決戦のため、相場変動による大損のリスクは低いです。ですが、短期決戦ゆえのデメリットもあるので、次から紹介していきます。
取引コストが多くなる
デイトレードは当日中に売買取引するため、トレード回数が増える傾向にあります。そのため、その都度スプレッドの数値分の取引コストがかかることに。
スプレッドが狭い通貨ペアなら、安く済みますが、広い通貨ペアだと多く支払うことになります。取引回数を多くして、利益が少ないと、スプレッド負けしてしまうことに注意です。
取引回数が多くなるため疲れる
デイトレードは短時間で利益を狙うため、時間足が短めです。短い時間足は相場が変わりやすいです。エントリーポイントと、決済するタイミングがシビアとなります。
そのため、1日でチャートを見る時間帯が長くなりがちに。こまめに見るために、疲れてしまう手法といえます。
FXにおけるデイトレードのコツ

デイトレードで重要なのはトレード手法と、通貨ペアの特性を理解することです。効率的に資産を増やしていくためのコツを、紹介していきます。
時間軸を組み合わせて相場全体を把握する
まずは、自分がトレードする時間帯の相場の方向性を確認する必要があります。長期の時間足で、相場の方向感を確認し、短期の時間足でエントリーポイントを見つけましょう。
デイトレードだからと言って、短期足ばかり見ていると、相場がわかりません。なので長期足、短期足の時間軸をつかってトレードすると、勝率が上がるといえます。
テクニカル分析で短期の値動きを予測する
テクニカル分析は、過去の値動きからこれからの相場を予想することです。市場の値動きを細かく見ることにより、短期間での予測がたてやすくなります。
反対に国の経済状況や、重要人による発言などで予測する「ファンダメンタルズ分析」は初心者向きとはいえません。まずはテクニカル分析の精度を上げて、短期の予測を立てましょう。
米ドル/円で少額取引からスタートする
初心者が始めるなら通貨ペアは、米ドル/円から始めましょう。理由はスプレッドが狭く設定されているため。デイトレードは短期決戦ゆえに、取引回数が多くなるため、スプレッドが狭いほうが有利になります。
またアメリカは経済大国で、情報が多く、判断する目星がつきやすいともいえます。コストや情報の多さを考えて、米ドル/円で少額からスタートするとよいでしょう。
デイトレードは当日中に決済するリスクを抑えた手法
デイトレードとは当日中にエントリー、決済を繰り返す手法です。1日で完結するため、大荒れの相場に出くわしても、大損のリスクを抑えられます。
その反面、取引コストが多くなりやすいため、通貨ペアの選定とこまめな相場のチェックが必要です。確認する時間足や、テクニカル分析の精度を磨けば、勝率を上げられます。初心者さんは、少額のデイトレードからまず始めてみましょう。
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